俺は陰に飛び続けた蛾

第一章 捨てられかけた俺

俺は神奈川県…㊙市㊙区に産まれ３年位過ごし都内の㊙市に引っ越した。
産まれて愛を感じた事などほぼ無かった…
温もりを感じた事などほぼ無かった…
愛されたかったただそれだけだった…
でも俺が常に感じていたのは心身ともに感じる痛み苦痛…血の香り…親から捨てられかけた寂しさ…孤独…流れ続ける涙の温もりだった毎日の虐待が父母に対する憎しみだけを脹らましていった…