兄弟愛(完)

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「愛人の子供のくせに…っ❗何で俺より…っ」 洸はそう言うと、また毅の唇を奪った。 やはり、毅の唇の感触は、変わらず洸の欲望を高ぶらせた…。 「……っ‼/////」 毅は、何も言葉が出なかった。 洸の言葉の所為でそんな風になったのではなく、自分の腿の辺りに、何が当たっているのだ。 それは勿論、毅の上に跨っている洸だった。 「ん?どうしたん?顔赤いで…?それとも……。キスだけで感じたん?」 洸はニヤリと笑い、毅のズボンに手を忍ばせた。 「……っ⁉」 「別にええやろ?遊びや…。……。初めてやないよな…?」 洸はそう言うと、毅に優しくキスをした…。 そのキスが優しすぎて、毅は洸を悲しい目で見つめていた…。 「ふっ。遊びやから、本気にするんやないで…?本気にされても、俺が困るだけやし…」 洸はそれと同時に、毅の衣服を剥ぎ取り、貪る様に毅の身体を求めた。 ───今まで欲しかったものが手に入った…。 洸は、その時だけそう‥思えた…。
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