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女はクスクス笑いながら言った。
「縁…切ってくれるか‥?」
「勿論💕私って、来る者拒まず、去る者追わずな性格だから。まぁ、最初に誘ったのは私だったけど、洸と弟君が両想いになれることを祈ってるわ💕」
女はそう言うと、にっこりと微笑み、家から出て行った…。
「ありがとう…」
洸はそう呟きながら、女の背中を見送った。
初めは、年上の女性に憧れて…。
それがきっかけかどうかは分からないけど、声を掛けられて、そう言う関係になった。
何もかもが初めてなのに、全ての事を教えてくれた…。
───俺の、初めての人───…。
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