兄弟愛(完)

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それから何時間か過ぎ、毅が目を覚ました。 「ん…っ。ふわぁぁぁっ…‥?あれ?💧💧何で毛布がかかってんねやろ…💧💧」 「俺がかけた」 風呂から上がって来たのか、洸はタオルで頭を拭きながら言った。 「…っ⁉/////兄ちゃ…っ❗////その格好…❗」 「だから、兄ちゃんやないって、何度言えば分かるんや…?」 毅の言葉に、洸は一瞬ムスッとした。 「ごめ…でも‥。その格好…///」 毅は直視出来ないのか、洸から目を背けた。 「あぁ。風呂上がりやからな。まぁ、女とちゃうし、別にええやろ?」 洸は爽やかな笑顔で言った。 毅が顔を背けた格好とは、腰にバスタオルだけを巻いた、シンプルな格好である(笑) 「あ…」 洸の「女」と言う言葉に、毅は反応した。 洸は、毅のその反応を見逃さなかった。 「あ‥の…」 「ん?何や…?」 洸は、毅が直視出来ない格好のまま、毅に近寄る…。 「さっきの女の人…は‥」 「あぁ。あの人?あの人がどないしたん?」 洸は、毅を苛めたい衝動に駆られ、ふふっと笑いながら、苛める事にしたようだった。 ───毅の本当の気持ちを知りたい…。 遊びと言って、毅の身体を求めたのは洸なのに、毅よりも先に、洸の方が本気になっていた…。 「あの人は、にい‥洸さんの何なん?」
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