兄弟愛(完)

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洸は優しく毅の頭を撫で、キスを落とした…。 「………っ。俺が我慢出来へんかったら、どうするん…?浮気するかもしれへんで…?」 毅は、日本に洸を繋ぎ止めたくて、必死に言っている…。 しかし、洸は頷かなかった。 「……。毅が我慢出来へんかったら、それは俺の責任や…。毅を俺で繋ぎ止める事が出来へんかったんやから…。でも、他のヤツと付き合いたかったんなら、俺は別に構わん…。毅が好きやって気持ちは変わらんし……。でも、今は…。今は、一年分愛したるから、俺の事、忘れんといてや…」 そう言って、洸は毅をキツく抱きしめた…。 毅の温もりを覚えるかの様に…。 そして、毅の唇に洸の唇が重なった…。
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