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僕は薄暗いカラオケボックスに居た。店内は暗く、サイレントヒルかSIRENみたいにコンクリートの壁がボロボロだった。でも客は居たらしい。   僕は何の意味が有るのか知らないが、色んな部屋に入った。最初は電気が着いてなくて機械の画面の灯りだけに照らされた異形な雰囲気に包まれた部屋だった。そこにはギターを持った馬の被り物の男と猫の被り物の男が居た。猫は男か女か微妙。 オレは「歪みの間か…。」と言って出ていった。此処から主観のオレと夢のオレで別れた。現実側のオレが夢で行動するオレを監視する様に。   更に違う部屋に行った。その部屋は広く、そこでは何人かがエアロビをやっていた。黒人とマッスルな女性と先生みたいなのが何人か。夢オレは何故か見ている。明らかに不快そうな顔、「うぜぇ…。」みたいな。でも出て行かない。   気が付くと外だった。アハ体験の絵みたいに気付かない内に外に居た。焦ったよ僕は。場所は高層ビル街のビルの屋上だった。エアロビ集団はまだやっていた、うぜぇ。ふと横を見ると、夢オレはビルの端に進んでいた。そこで奴は 「…何か英雄になった気分だな」とか言った。氏ねば良いのに。     糸冬
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