人生と仕事

2/2
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
人は働く事でお金を手に入れますが、昔と違い働けば欲しいものが手に入るのです。求めるものが袂にあるのなら、より豊かな生活が待っています。そのため仕事をするのです。しかし現在は働く意味が変わってきました。働く意味は幾つかあると考えています。生きるため、欲しいものを買うため、技術を学ぶため、友を探すため、恋人に出会うため、尊敬する人の近くで何かしたいため、社会の流れで「働かざる者、人にあらず」といった風潮があるため、自己満足のため、夢に向うにあたってお金が欲しいため、自己表現をしたいため、有名になりたいため、親が決めたためなどとてもたくさん有ると考えています。働く意味が昔と決定的に違うのが働くことが人生そのものになっていることが非常に多いということです。努力する事が出来る人は苦難を乗り越えながらも自らが想う桃源郷へ着々と進んでいきます。しかし、途中で挫折した人や理想を築かずに怠けた生活を送っている人にとっては働くことは苦にしかならないのです。怠けとは現代だからこそできる最高の贅沢なのです。その微睡みに浸る人をニートやダメ人間などと言います。そして想いを持ちながら働く人は思うのです。私も働きたくないと。そして言うでしょう。努力を怠る者は一様に落ち行くと。今の人々には余裕があります。選択肢も沢山出来ました。しかし、余裕が引き起こした選択による迷いや怠惰が人をダメにしているような気がします。振り返っても特に何も無かった。そう感じてしまう人生。振り返る暇なんて無かった。そこまで追い詰められた人生。働くことは良いことです。しかし限度を超えれば良い結果は帰ってきません。  さて、なぜ人は働くのでしょうか。答えは未だ見つかりません。
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!