230人が本棚に入れています
本棚に追加
20分ぐらい経った後、救急車が到着し、救急隊員が部屋に来た。
救急隊員は、僕の首を固定し、胴体にも固定具をつけた。
この時には、目は焦点が合うようになっていたものの、瞳を動かすことは出来ず、瞼を閉じることも無理だった。
そのため、涙が止まらず、目は充血していた。
「呼吸が弱いですね…。」
救急隊員はそう言うと、僕に空気を送る機器をつけた。
その時、僕の呼吸は1分間に20回ほどで、吸う力も吐く力も弱っていた。
この時の僕は、簡単に言えば植物人間だった…。
最初のコメントを投稿しよう!