病院に運ばれるまで

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20分ぐらい経った後、救急車が到着し、救急隊員が部屋に来た。 救急隊員は、僕の首を固定し、胴体にも固定具をつけた。 この時には、目は焦点が合うようになっていたものの、瞳を動かすことは出来ず、瞼を閉じることも無理だった。 そのため、涙が止まらず、目は充血していた。 「呼吸が弱いですね…。」 救急隊員はそう言うと、僕に空気を送る機器をつけた。 その時、僕の呼吸は1分間に20回ほどで、吸う力も吐く力も弱っていた。 この時の僕は、簡単に言えば植物人間だった…。
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