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「えっ!?どうして」
彼女は彼にといかけた。
「俺がワカレタイから。それが理由だ」
彼は彼女にそう告げるとその場をあとにした。
彼は心の中でこう思った
『これで良かったんだ』
と。
『これでアイツは幸せになれる、俺からカイホウしてやれば・・・アイツは』
彼は何度も何度も心の中でそう言った。
『でも・・・少し一方的すぎたよな・・・でも明日また逢えるんだし明日謝ろう』
『そしてちゃんと理由を言おう。』
そして次の日・・・
彼女は死んだ。
「・・・おいっ何で・・・嘘だろ!!?おいっ!!」
昨日彼女は彼といつも一緒に帰る道で、死んだ。イヤ・・・殺された。
「おいっ!!何でだよ!!?どおして!!!?・・・」
また明日逢える・・・
そう思っていたのに。
あの時すぐに君に謝りに戻っていたら。
あの時俺があんなコト言わなければ。
あの時・・・。
「ごめん。ごめん。」
涙が出た・・・
生まれて初めて死ぬほど後悔した・・・。
「・・・・・・」
もうコイツは一生俺に
微笑みかけてはくれない
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