そしてあの老人との出会い

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『シュウ君、ちょっとお話聞かせてくれるかな?』 老人は優しい笑みを浮かべて言った。 シュウは母親の顔を見たが嫌な顔はしなかったので話そうとしたら 『すみませんお母さんは外してもらえませんか?すみませんが…』 母親はしぶしぶ席を外した。 母親が離れたところで老人は話しかけてきた。 『シュウ君、君はこの間、何か変な物を見なかったかな?』 『変な物?』 『そう例えば雲の間から島が見えたとか?』 『あ!見た!』 『やっぱり見たんだね』 『でもあれは…』 シュウは村の誰も信じてくれないので自分でも見間違いだと思うようになってきたところだった。 『あれは実在する、幻なんかじゃないんだ』 『だとしたらスゴいね』 『そうだ、私はアークス様に君をあそこまで連れてくるように言われてここに来たんだよ』 『あそこに行けるの!?』 シュウは跳び跳ねた 『でもお母さんとお別れしないとね』 と老人が言うとシュウは下を向いてしまった。 丁度そこにシュウの母親が来た 『話は終ったかい?』『いや今度はお母さんにお話があります』 老人は母親の方にあるいていた。 『お話ってなんだい?』 『お母さん、貴方はシュウ君の本当の母親じゃありませんね?』 母親はシュウの顔を見て老人に悲しそうに答えた 『はい』
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