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「どういうこと?」
誰かが聞く前に、西村亜紀が聞いた。
「大丈夫。生き残ることはできる。たった一人だがな」
「一人?あんたさっきから何なんだ!機械で声を変えたり、毒針が仕掛けてあるとか、ふざけてんのか!?」
直人が怒鳴る。
「まず話を聞け。学校で習わなかったか?そんなことも忘れたのか?それでも大人か?言っておくがお前らの命は私達が握っているんだ。」
そうチェアが言い放った。
沈黙が続いたあとに中井次郎が
「それでどうすれば死なずに済むんだ。」
と、沈黙を破った。
「よくぞ聞いてくれた。ちょっとしたゲームだ。ゲームをして最後まで残った奴が、生き残れる。簡単だろ」
チェアはそう答えた。
「お前ら、準備してくれ」
そして続けて、下に居る仲間に命令する。
仲間は何も言わず、何かの準備を始めた。
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