はじまり

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「できた‼‼」 朝からアイツの声を聞かされた。 「なにが・・・。」 「歌だよ、歌。」 「あぁ、前に言ってたヤツか。」 「だから、タイムカプセルにいれよう。」 「え、なんで」 「将来有名になったら幻の曲として出すためさ。」 「で、なんで。」 「またぁ~。」 「しゃ~ねぇ~な。」 また、いつもの様にアイツの思いつきに振り回されそうだ。 でも何時もとは違った。 アイツは死んだ。
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