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葬儀も終わり、蒼子は自分の部屋にみえおばちゃんに連れて行かれた。
みえおばちゃんが、お手伝いがあると部屋を出ようとした時、蒼子は、みえおばちゃんのエプロンの端をつかんだ。
淋しかった…無償に淋しかった…一人になりたくなかった。
みえおばちゃんは、その気持ちを察するように、蒼子の背中をトントンと優しくいたわるように叩いた。
疲れていたのか、蒼子はいつしか眠りについた。
それを見計らい、みえおばちゃんは、部屋を出ていった。
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