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親は僕に学校に行くようにいった。
毎朝、僕が家を出るのを見届けてから、弟を幼稚園へ連れて行っていた。
僕は、あの頃、おじいちゃんからもらった、デジタル腕時計をつけて、隠れた場所で母さんを見て、行った後に家に戻る。
そして、ゲームボーイを持ち出して、近くの公園の大きなタイヤの中でずっと過ごす。そんな毎日を送っていたが、さすがに親にバレた。
俺は事情を説明したが、母さんも父さんも
「裕太が悪い」
と言って、俺を叱り続けた。
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