第3章 小学3年

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そんなときだった… 僕は家で、テレビを見ていた。 そこには、泣き崩れるサッカーのサポーター…   それは、日本サッカー界を揺るがした 「横浜フリューゲルスが崩壊」   その特集を見た次の日だった…   午前中…僕が学校に行かずに、テレビを見ていると、インターホンがなった。   母さんはいなかったため、俺が出ると、そこには優子ちゃんが立っていた。   優子ちゃんは学校で、男子とケンカしたと言って、僕の家に来た。 確か…学校がとっくに始まってた時間だった。   そのとき、優子ちゃんは 「サッカー…やろ」 そういって、俺を学校へ連れて行った。   それ以来…彼女は毎朝、俺の家に来ては、一緒に登校するようになった…   優子ちゃんが迎えに来てからの、僕の3年生の出席率は…おそらく、100%だった。
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