おばあちゃんごめんなさい

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ある日僕は、給食を食べた後に腹痛に襲われました。 理由はすぐにわかりました。 SとMがニヤニヤしながらこちらを見てるからです。 その内、授業中に腹が痛くなり我慢できなくなりました。 恐る恐る手を上げてトイレに行きたいと先生に言いました。 先生はイライラした感じでこう言いました。 「授業が始まる前にいっとけ」 「家でしつけがなってないから授業中にトイレに行きたくなるんだ」 「大体な、親がちゃんとしてないからあんな事件を起こすんだぞ」 僕は悔しさのあまり手を握りしめ周りを見ると、みんなの白い目線が突き刺さりました。 僕は何も言えずうつむきました。 親の事を悪く言われたのがなにより悲しく悔しく胸をしめつけられました。 その時、腹の痛みが悔しさをまぎらわせてくれているように感じました。 それから僕はどんなに腹が痛くなっても授業中は我慢しました。 親を侮辱されたくないからです。 たびたび腹痛は続きました。 授業が終わるたびトイレに駆け込みました。 ある時廊下を走っているのが見つかり説教をされました。 腹の痛みで、何を言っているのか頭に入りません。 とにかくトイレの事だけを考えていました。 それが気に入らなかったのか、説教は延々と続きました。 ようやく解放されトイレに駆け込んだ時には呼鈴のチャイムが鳴っていました。 少し漏らしていました。 僕は必死でパンツをふき遅れて教室に戻りました。 もちろん怒られました。 それよりきつかったのは、周りがなんか臭くないとざわめき始めていた事です。 僕は必死で出来るだけ動かず、お尻を椅子に押し付けていました。
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