悪夢

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「星が十二、日を巡り時は来たり」 「血飲み児よ、運命なのだ」 一言、一言彼らが言葉を発する度、川の流れが勢いを増していく。 「掟に従い、愚か者共を裁くのだ」 心地よい響きだ。 身体を巡る血潮が熱い。 …でも、だめだ。 私にはできない。
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