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「…遂に…始まったか…」ブラッドは、血痕で真っ赤に染まった地面を見ながら言った。
すると、クリスの所にも来た怪物が来た。だが、少し違った。
クリスの所に来た怪物は、人型で、大柄で、チェーンソーと巨大ハンマーを持っていた。だが、ブラッドの所へ来た怪物は、俊敏で、小柄で、短刀を逆手で持ち、爬虫類のような外見をしていた怪物が6、7匹いた
「怪物か…」
すると、怪物の内の一匹がブラッドの背後を捉えた!!
怪物がブラッドの首に短刀をあてがい、斬り落とそうとした!!
……ズバッ!!…
何かが下に落ちた。
それは、ブラッドではなく、怪物の頭部だった。
「ぬるいな…」
ブラッドは血の付いたサバイバルナイフを拭きながら言った。すると、怪物達は、
「キシャー!!」
という金切り声をあげ、一目散に去って行った。
……ガサッ…
後ろで物音がした。すぐにブラッドは、コートから拳銃を取り出して、銃口を向けた。
「おい、撃たないでくれ!!俺ぁ人間だ!!」
出て来たのは、ヒゲを生やした黒人だった。
ブラッドは、思わず、眉間にシワが入った。
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