蘇り

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それから、200年後。イタリアのローマのある、発掘現場で一冊の不気味な本が発掘された。 その本を発掘した作業員は、どういうわけか、それを触った手から全身が腐るという謎の死を迎えたという。 近くに居た他の作業員は皆、 『お前は相応しく無い』 と心の中に語りかけられたような気がしたと言っていた。 その謎の死を迎えた作業員の事は、すぐにイタリアじゅうに広まりそして、世界中に広まった。 世間が作業員の死に注目している中謎の本に興味を持った、青年がイギリスに居た。 名は、クリス・シン、19歳の大学生だった。「うわぁ…」 思わず声が出た。クリスは、大のオカルト好きで謎の死等は、調査せずにはいられる筈もなかった。 「イタリアのローマか…行けない事も無いな…」 クリスは、発言するや否や、旅の準備をしはじめた。 翌日、クリスは、母国イギリスを後にした。言うまでもなく、親には内緒だったあの本を間近で調べようなど、黙っている筈がない。 「早くあの、死の書について調べてみたいなぁ…楽しみだ…」 など、と色々言っているうちに、ローマに着いた。
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