9人が本棚に入れています
本棚に追加
それから、200年後。イタリアのローマのある、発掘現場で一冊の不気味な本が発掘された。
その本を発掘した作業員は、どういうわけか、それを触った手から全身が腐るという謎の死を迎えたという。
近くに居た他の作業員は皆、
『お前は相応しく無い』
と心の中に語りかけられたような気がしたと言っていた。
その謎の死を迎えた作業員の事は、すぐにイタリアじゅうに広まりそして、世界中に広まった。
世間が作業員の死に注目している中謎の本に興味を持った、青年がイギリスに居た。
名は、クリス・シン、19歳の大学生だった。「うわぁ…」
思わず声が出た。クリスは、大のオカルト好きで謎の死等は、調査せずにはいられる筈もなかった。
「イタリアのローマか…行けない事も無いな…」
クリスは、発言するや否や、旅の準備をしはじめた。
翌日、クリスは、母国イギリスを後にした。言うまでもなく、親には内緒だったあの本を間近で調べようなど、黙っている筈がない。
「早くあの、死の書について調べてみたいなぁ…楽しみだ…」
など、と色々言っているうちに、ローマに着いた。
最初のコメントを投稿しよう!