プロローグ2~日常~

5/13
前へ
/481ページ
次へ
三人は走り出した いつもの道を過ぎていく三人は、傍らの道にいる、不審な人物に気づかなかった その人物は、三人の走り去った方を見ていたが 次の瞬間、消え去っていた 学校の鐘が鳴り出した時 ガララッ 「間に合った!」 「間に合ったぁ!」 「……ギリギリか?」 三人が教室に到着した 「まぁいいだろう、ただし次はないぞ!」 そう仁王立ちをしている先生に言われる三人 そしてその日の授業をそつなくこなし、帰る時間になった 「じゃあ俺用事あっから」 空斗が少しダルそうに二人に言う 「俺もだ」 すると、陸もまた同じように言った 「それじゃ私一人で帰るね、また明日ぁ!」 海菜はそう言い二人に手を振り帰っていく 「じゃあな」 「……また明日」 二人はそう答え、手を振り返した 帰る海菜の後ろからは男の集団、自称親衛隊がついていった 「陸の用事って」 「たぶん同じだ」 「やっぱり」 お互いの用事を理解すると、二人は同時に困った顔をした
/481ページ

最初のコメントを投稿しよう!

27943人が本棚に入れています
本棚に追加