あらすじ

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しかし、学校の中は変だった。 紫兎はそこで暗い扉を見たような気がした。 自分の教室まで行った時、もう外は薄暗かった。 「アナタが紫兎?」 幼い少女の声を聞いたその瞬間、電気がいきなり消え、紫兎は教室に閉じ込められた。 くすくすと少女の笑い声だけがこだまする校舎。 それはこの世界から切りはなされたような感覚を覚えさせた。 紅い光を宿した羽を、見た。  
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