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教室では目立たない
目立ちたくない
だから誰も知らない
教えない
あたしの声を‥‥‥
彼は覚えてはいないかもしれない
でもあたしは 覚えてる
彼が助けてくれたこと
あたしは 嬉しかった‥‥‥
あたしは独り 屋上で歌を歌う
「もう 帰ろ‥‥‥」
帰ろうとしたとき まだ屋上に残ってる 彼をみつけた
「凌(りょう)くん‥‥‥」
「ZZZ」
「凌くん‥‥」
何度か 体を揺らすが起きず
あたしは もっていた膝掛けを凌くんに掛け その場を後にした
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