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「‥‥ン‥‥また寝過ごした」
起きると また膝掛けが 掛けられていた
あと手紙の返事らしき紙がそこにはあった
俺は 優しい歌を聴きながら寝てしまう
放課後のこの時間 俺は屋上に行くのが 楽しくてしょうがない
あたしが屋上に行くと
彼は必ず寝ていて 歌ってる間は決して起きない
あたしは彼と過ごす時間が好き
でも彼は あたしの存在を知らない
ここで歌うことは秘密
知られたくない 彼と二人きりになれる時間を
邪魔されたくないから
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