第一章【出会い】

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美香は遅刻ぎりぎりで教室に駆け込んだ。 「や、やった!間に合った!」 美香は一気にクラスの人から注目の的になった。 その時、担当の先生が入って来た。 「ほら、早く席に着かんか。」 美香は慌てて席に着いた。そして、直ぐさま後ろの席の人から話し掛けられた。 「クスクス、初日から遅刻。あんた面白い子だね!友達なろうよ!」 「まだ遅刻じゃないよ!多分…。うん!私、浅香美香!よろしくね。」 「よろしく!俺、葉月蘭ね。」 この時、この出会いが美香に悲劇をもたらすとは誰も思わなかった。
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