第一章【出会い】

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先生の説教に耐え続けること一時間。蘭と美香は先生の指示で始業式のため、体育館へと向かっていた。 「もー!先生説教長すぎ!」 美香がプリプリと怒って言った。 「だよなー。」 蘭はそんな美香を見ながら苦笑しつつ言った。 そしていきなり美香が声をあげた。 「…あ!!」 「み、美香!?どうしたの、いきなり!」 蘭は驚きつつも美香に聞いた。すると美香は笑いながら言った。 「タオル忘れて来たー。」 蘭は呆気に取られた。 「はぁ?タオル?始業式にいらないじゃん、そんなの。」 すると美香はどうしてもタオルが必要だと言って、蘭に先に体育館に行ってもらうことにした。
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