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伊藤屋は万屋ですから大概のものはありましたが、コンビニみたいに何でもあるわけではありません。
例えば雑誌なんかは置いていないので近所の人たちは雑誌が読みたければバスに揺られて大きな町まで行かないといけませんでした。
二人の息子は町の要望もあるし伊藤屋をコンビニに経営転換したいと考えているのです。
初江さんも実は本音ではコンビニになることには反対ではありませんでした。
経営者としては事業を推進し利潤が望めるからです。
では何故初江さんは二人にゴーサインを出さないのでしょうか、それは…。
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