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『ねぇ、大丈夫なの?』
謎の声が一人に問う
「なぁに、相手が誰だろうと・・・・・・俺が倒すさ。」
一つ溜め息をついて
謌を紡ぎはじめる
{私のベッドの四つの角に}
{巡って覗けや四人の天使}
{一人は見張り}
一人の青年らしき者の声が
空に響いていく
隔離された空間の上に
{残りも見張り!!!}
言葉を紡ぎながら
一枚の札を空に掲げる
その瞬間、
一つの場所から
紅い閃光の柱が見えた
『行くわよ、紫苑』
「言われなくても、解ってるつぅの。」
紫苑と呼ばれた青年は
閃光の柱が上がった場所へと
足を向け、歩き始めた
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