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輝「あの、ここ空いてる」
輝は隣にいた女の子に声をかけた
するとその子は驚いた様子で輝の顔を見上げて言った
女の子「……私が見えるの?」
輝(何言ってんだろこの人…)
輝は?を頭の上にだしながらも
輝「えっと……見えるも何もそこにいるんだからね、話しかけただけでそんなに驚かなくても」
そう輝がまた話しかけると隣にいた子は黙りこんでしまった
輝(えっ、俺変なこと言ったかな…えっ、ちょっ…どうなってんの)
輝はかなり慌てていた、けれどそれは隣の子も同じだった
女の子(うそ?なんでこの人は私が見えるの?拒絶の魔法使ってるのに)
ふたりはしばらく見つめあったまま固まっていた
不意に彼女が
女の子「…見つ……けた…」
そう言うと立ち上がり急に走り去ってしまった
輝はひとり残されたが
輝「なんだったんだろ、とりあえずパン食べよ」
そう言って席につき食べ始めた
輝はこの出会いで自分の運命が動き出したことにはまだ気づいていなかった…
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