裏・桃太郎

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昔々あるところ…ってどこだよ。岡山かそのへん? とにかくそのへんに87歳のおじいさんと85歳のおばあさんが居ました おじいさんはドMだったので山へしばかれに、おばあさんは文明の利器・洗濯機がなかった時代なので仕方なく川へ洗濯にいきました おばあさんが必死こいて洗濯していると大きな桃がどんぶらこ、どんぶらこと流れてきました(どんな擬音だよこれ) おばあさんは桃なんぞ興味なかったのですがおじいさんに食べさせてあげようと持って帰りました。パワフルなおばあさんですね。でも洗濯物はそのまま放置でした おばあさんが家に帰ると、おじいさんはボコボコでした。かなりひどかったです 『今日はいつもよりハードでしたねぇ』 おばあさんも慣れたものでした 特に話すこともない(つうかおじいさんがしゃべれる状態じゃない)ので桃をぶった切ることにしました 『ちょるわぁぁぁ!』 謎の掛け声と共におばあさんの見事な一太刀で桃は真っ二つに割れました 中には旨そうな果肉がぎっしり。ついでに男の子も入ってました 『何このイリュージョン』 いつの間にやら口が利けるようになったおじいさんの第一声がそれでした しかしおじいさんのツッコミは無視されておばあさんは果肉を貪るのに必死でした。さっきまで興味なかったのに おじいさんも仕方なく一緒に食べました 二人が完食しきっておばあさんがようやく男の子の存在に気付きます 『何このイリュージョン』 あろうことかおじいさんのネタをパクってきやがりました。でもおじいさんも自分で言ったことすら忘れてたので爆笑です 結婚してからというもの子どもを授かることなく暮らしてきた二人にとっては嬉しいことでした 正直セックスレスでした
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