プロローグ

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――西暦2369年 火星の天体望遠鏡が、近づいてくる"何か"を捉えた。初めは、流星群の類いかと思われていた。 しかし、距離が縮まってくると、その正体が明らかになってくる。 なんとそれは、小型の宇宙船だった。全長5メートルほどの宇宙船が、火星に向かってきていたのだ。 通報を受けた宇宙警察は、"敵性宇宙人"の襲来を考えて警戒体制をとり、統合宇宙軍にも警戒を要請した。 そして、悪い予想は当たった。宇宙船に接近を図った宇宙警察のパトロール挺が、宇宙船から攻撃を受けて撃破されたのだ。 直ちに警察の装甲戦闘挺が迎撃に向かうが、宇宙船はこの攻撃を上手く回避。火星の大気圏まで接近した。 幸い、火星の軌道上にあった戦闘衛星の迎撃により撃墜されたが、宇宙船の真の正体と目的は不明のままに終わった。
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