はじまり

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「だりぃ~」 また今日も煙草を 吸いながら学校の屋上で 寝転がっている。 俺はこの学校が嫌いだ。 特にうちの担任。 いつもポジティブで やたらと俺には厳しい。 まぁこんな事 屋上でグチたれてる 俺もどうかと思うな。 「さってと」 煙草の火を消しながら 起き上がる。 とたんに バーーン! っと扉が閉まる音。 「まさか・な」 は渋々と閉まった 扉をそーっと見る。 「うわぁ・・・」 悪い予感が的中した。 ヤツだ。 俺の一番の天敵。 橘 暁音「たちばな あかね」 暁音は根っからの 平和主義者。 いつもはおしとやかで 可愛いと評判だが 目の前に「悪」を 見ると、いてもたっても いられずに 注意しに行く。 まぁ言わば 学校のお巡りさん。 って暢気にこんな話を してる場合じゃねぇ! 逃げなければ! だが、時すでに遅し。 暁音「やっほぉ~☆いい身分ね。時業中に屋上で昼寝なんて、麻生 楓くん☆」 楓 「よ・よぉ、暁音。これは昼寝じゃなくてよ・よ・予習!しようと思って」 暁音「へぇ~☆予習ねぇ~ 。なんの勉強道具もなしで?」 楓 「え~っと・・・」 暁音「ねぇ、楓くん?」 楓 「なんだよ。」 暁音「天誅!!!」楓 「うわ!いきなりかよ!てかどっから竹刀だした!」 暁音「問答無用!」 ってな経緯で こうなってしまったと 言うわけ。
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