はじまり

5/16
前へ
/16ページ
次へ
楓「ほら、たてるか?」 暁音に手をさしのべる。 暁音「ふん。あんたの手なんてかりないでも、起き上がれるわよ。」 さしのべる手を 横に払って立ち上がる。 せっかく手を 貸してやったのに 本当に可愛くない。 暁音「なにジロジロみてんのよ。まさか!」 赤面しながら 暁音はスカートを ばッ!と押さえながら ギロッと睨んできた。 楓「おいおい!変な誤解をしてないか?!」 俺は後退りながら 暁音の顔を見た。 あれ?なんか まわりに赤いオーラが 見える気が するんだけど・・・。 暁音「そう言えば楓くん?」 ヤバい!これはヤバい! なんて思いながら 返事をかえす。 楓「な・何でしょうか?」 暁音「今とさっき、私のパンツ見たでしょ?」 あぁ、完全に怒ってる。 楓「見てない!見るわけないじゃん!お前のピンク色したパンツなんて!」 あ!やば。 暁音「へぇ~。やっぱり見てたんだ。前にも言ったと思うけど、私のパンツ見たからには、見物両払ってもらわなきゃねぇ。」 たしかに 前にも言われた 記憶が微かにある。 たしか前に見て 捕まった時は 竹刀で後頭部を おもいっきり 打ったたかれて 一瞬にして 保健室行きになったな。 やば。 次捕まったら 保健室じゃなくて 総合病院行き? ってそんな事を 考えてる場合か! 暁音わ!! あれ?いない? また消えやがった。 暁音「しとめたぁ!」 後ろから声がした。 とっさに俺は しゃがみこむ。 シュ! 空を斬る音が聞こえた。 暁音「ちっ!」 いつの間に後に いるんだよ! お前はあれか! 悪○の実の能力者か! 楓「こらこら!いきなり急所を狙うなんてどうゆう神経してんだ!」 暁音「あら?よく言わない?敵を蹴散らすならまずは急所からって。」 おいおい! ホントにお前は 女か! 暁音「ホラホラ♪早く逃げなきゃ次いくわよ♪」 なんて余裕な発言 ですこと。 楓「じぁ遠慮なく逃げさせていただきますよ!」 っと言い捨てて 暁音から離れようと したが 楓「あれ?なんで?」 後ろを向いたら そこには竹刀を振り上げてる暁音がいた。 暁音「あんたの行動なんてお見通し♪」 あぁ~。俺、死ぬかな。 暁音の竹刀が 振り落とされる。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加