はじまり

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教頭「こぉぉらぁぁぁぁぁ!」 楓・暁音「!!!」 暁音の竹刀が 俺の後頭部へ ヒットするギリギリに ピタッと止まる。 教頭「また君達かね!いつもいつも学校中を駆け回ったりして!」 俺「うわ。教頭じゃん」 心の中でめんどくさ~ っと思っている俺。 教頭のお説教は 軽く2時間はかかるから 願いたくば会いたく なかったなぁ~。 暁音「すみません!楓君がまた授業中に抜け出したものですから」 教頭「あやしいな。お前も実は一緒に授業さぼってたんじゃないか?」 暁音「そんなこと!あるわけないじゃないですか!!ね!楓君!」 楓「っと。いきなり俺に振るなよ。まぁ確かにコイツはサボってる俺を、教室に帰そうとしただけですよ。」 教頭「ほぉ~。お前ら、私にそんな嘘が通じると思うか?第一、証拠がない。」 うぁ~でたでた。 教頭の 「証拠がない。」 いつも言うよなぁ~。 等々おもって いるうちに 暁音が黙りこくって 教頭の説教を聞いている。 教頭「だいたいね!お前達見たいな奴がいるから学校の評判も悪くなるんだよ!たく!お前見たいのがいるからお前のりょ」 楓「おい!」 教頭がそのさきに 言うことをかきけした。 俺は教頭の胸ぐらを 掴みながら 楓「教頭。それ以上いったら俺はお前を殴る。人の家庭にどそくで足を踏み入れるな。お前に暁音の気持ちがわかるのか!!」 俺があつくなって いると ついつい 後ろから何かに 引っ張られる。 暁音「もういいよ。降ろしてやって。」 暁音がそう言っている。 俺は教頭を降ろすと 後ろに振り返る。 そこには スカートを掴みながら 涙目になって その涙を必死に こらえようとしている 暁音がいた。 俺はそれを見て 黙って暁音の 手をとり その場から 歩き出した。 この小さな手を ギュッと掴みながら。
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