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ピンポーン…
水柳家のインターホンがなった
優斗「はい?」
…………………
誰もいなかった
優斗「悪戯かい!」
扉を閉めリビングに戻った
美涼「こんばんわ(笑)」
優斗「……………不法侵入罪、ピンポンダッシュ。立派な犯罪だぞ」
美涼「まったくゆうは難いんだから」
優斗「どうしたの?」
美涼「どうしたの?じゃないでしょ!せっかくお姉さんが相談にきたのに」
優斗「………………」
美涼「ゆうはどうしたいの?正直な気持ちを言って」
優斗「……ひな」
ただそれだけ言った
美涼「だったら…」
優斗「そんな簡単には割り切れないんだよ!今までひなは妹と扱ってた…
でも心のどこかで好きになっていた……
そう想い始めつつあった…だけど雪菜に告白された。あいつは昔から俺を知ってた…もちろんすずねぇや美涼さんほどではないけど
もしひなと付き合って些細なことで喧嘩をして別れる。そんな事になったらひなはこの家にいずらくなる……
だったら雪菜と付き合って今まで通り兄と妹、それでいいと思った
だけど…もしそうしたとしてもひなを好きな気持ちを割り切って雪菜と付き合えるかといったらわからない……
ひなの告白はホント響いた。だからこそわからない……」
頬を一線の雫が流れた
美涼「ゆう……」
優しく、我が子を包み込むように抱き締める美涼である
美涼「ちゃんと判ってるじゃない。後は簡単…自分の気持ちに素直になる。別れることは考えない。自分とひなならきっと!って思う心
それにね、もし別れたとしてもひなちゃんはそんなに弱くないから
後は雪菜。どちらも傷付けないなんて事は絶対にできない。ちゃんと雪菜に気持ちを伝えケジメをつける。いい?」
優斗「……うん
……ありがとう、お姉ちゃん」
美涼「いえいえ。じゃあ、ご飯作るから待ってて」
優斗「ごめん、なんか何もかもしてもらっちゃって」
美涼「お望みなら夜も致しますよ」
不適な笑みを見せるのであった
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