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あたしは翔と並んで歩き出した。
2人共、何か会話をしたワケでもなかったが、2人の足は自然と空の場所へと向いていた。
空に着くと、2人で黙ったまま座っていた。
沈黙が続いた…
ふと隣を見たら、翔が空を見上げていた。
空を見上げる翔の頬には、キレイな一筋の涙が辿っていた。
誰かの涙を見てキレイだと思ったのは初めてだった。
そして、
誰かの涙を見て貰い泣きしたのも初めてだった。
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