2/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
雪は冷たく時として人の心を暖めてくれる 雪は何をする訳でもなく ただただ降り積もる 雪は冬の訪れと共にやってくれる 妖精が舞い降りるかのように 雪は毎年降っては 何も無かったかのように 消えていく 雪は人に沢山の喜びを与え 消えていく 雪は毎年山に沢山の水分を与える 山の植物はその水分を吸い取り 小さな芽を出す そしてその植物はやがて 立派に育ち 動物たちや人間の 栄養として吸収される こうした深い関係を持つ雪を 人は時として嫌う 雪はどんな気持ちで 天高い空から舞い降りて来るのだろう 雪は一体 何を思い降り何を思い消えていくのだろう 雪は汚れの無い真っ白な姿をし 舞い降りる 雪 君に聞きたい 本当の気持ちを
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!