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「どこにもそんな保証はないよ、でも、怯えてるだけの父さんみたいな奴に俺は絶対なりたくない!」
ロメは部屋からマシンガンを取るとロヨラが止めるのも聞かずに家の外に飛び出した。
ポルタリスを10機の自動機動兵器が蹂躙していた。
ロメの家のある一角はまだ奇跡的に無事だったが攻撃されるのは時間の問題だ。
ロメは一番近くにいた自動機動兵器のもとに駆け出した。
自動機動兵器は人型をしていて二足歩行を行う。
空いた両手に様々武器を装備して戦うのだ。
目の前にいる自動機動兵器は右手にミサイル砲を左手に大型のサーベルを装備していた。
幸いミサイル砲は使い切っているようで弾は入っていない。
破壊された家々から這い出て逃げまどう人々をすり抜けて、ロメは自動機動兵器の足下まで来るとためらいなく引き金を引いた。
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