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遥か遠い未来。
深刻さを増す環境問題に対し、人類は科学の粋を集め地球環境維持システム通称「GEMS」を作り上げた。
GEMSとは様々な環境問題に自動的に最善の対策を施すシステムのことだ。
それにより人類は温暖化や大気・水質汚染、砂漠化など人類の抱える環境問題の解決を図った。
しかし、完成してまもなく、GEMSは人間の掃討を始めたのだ。
予期せぬ事態に人々はその原因をGEMSが「地球環境を維持するためには人間を掃討するのが最善」と判断したからだと考えた。
全世界のコンピューターネットワークを支配したGEMSに対し人間は無力だった。
世界各国の保有していた主力戦闘兵器である人型自動機動兵器は全てGEMSの手に落ち、わずかに残った武器や数少ない有人人型機動兵器による抵抗もむなしく人類は滅びの一途を辿った。
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