テチガイ

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あれから本当にミサと別れてくれたナホはいつも優しく… 溢れるほどの幸せを毎日電話やメールで… 時に横浜の海の見える公園で… 人気の無い夜中にナホの指で私はイカされたり… 千葉の海では私の舌と指でナホをイカせた… もうそろそろ…ナホの店で働こうかと、2人で計画を立てていた… もうお互い離れていたくなかったから… ある時ナホが… 「私は何で女の子として生まれてきたんだろうね… 必ず神様のする事には理由があってね、 その理由は死ぬまでには分かるんだってさ……… でも……今の私にはどうしてもわからないし…… 同性しか愛せない自分は神様のテチガイなのかな…」 そんなナホは芯から素直な子供みたいだった… 「違うよ!… 2人出会えた事はテチガイと思いたくないよ!」 珍しく大人ぶった私が言うと… 「当たり前だよ!… この事がテチガイなら世の中のすべてが狂ってるんだから!…っバカ!」 っていつもの調子でナホは怒った。 そうだよ! この幸せの時間… 【神様のテチガイ】であったらたまらないよ! …もう誰も奪わないでください… …人にも優しくするし… …悪い事も、もうしません… …今までの事はたくさん懺悔します… ただナホだけ… ナホだけは…誰も奪わないでください。 都合の良い私の願いは… しばらくの日々気まぐれな神様に届いたらしい
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