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4日目の昼過ぎ…
待ちわびた着信。
この間がウソのように明るい声で…
「良く考えたら、写メでしか顔見た事ないから、来週火曜日に会おうよ!襲ったりしないよ!親友としてサ」
………………………
体の力が抜けてくのがわかったと同時に…
妙に明るいナホに腹が立って…
私の不満は大爆発!
「なによ!明日電話するって言ったくせに!あの後悩んで悩んで…やっぱりナホが大好きで……
あんな切り方したから後悔しまくって…」
もう最後は泣いて何を話したかわからない…
気が付いたらナホが…
「今…大好きって言った?それは恋愛相手として?」
「うん」
こうやってナホと私は始まったんだ…
火曜日は平日という事もあり道路がすいてたから…って待ち合わせ時間より40分も早くナホはうちのそばについたらしい。
それを聞いて、焦って電話を切り、待ち合わせ場所に走った…
写メよりも一層若く見えるナホが…
ベンツに乗ってそこにいた。
またしても心臓は喉まで上がり、口からでてしまいそう…
「ポケッとしてないで乗れよ!」
「あっ…ごめん」
「写メより数段可愛いなぁ…心臓出そうだよ!」って
【こっちのセリフだよ!】
そう思ってもドキドキし過ぎて…
「アホ!」
しか言えなかった。
こんなにお互いを知って…大好きな相手と今日…まさに初対面!
空はぬけるような青さで…
あの頃私の心の穴に吹いた風とは全く違う…
優しい風が吹いていた。
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