回想~出会い~

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「次に、この油圧ショベルだな。普通の掘削様と木材を掴む様のがある。この掴むやつをグラップルって言うんだ。」 グラップルの方は、見た目普通の油圧ショベルと変わらないが、後からホースが何本も伸びている。 「あのホースは?」 「あれか、グラップル油圧を送る配管さ。あれだけで百万位するんだよ。グラップル自体も3、4百万、本体も新品1千万するしね。」 「意外に高いんですね…」 「だから、油圧ショベル本体は中古さ。それでも、3百万はするんだけどね。でも、これが無いと、今の林業は成り立たないだろうね。」 確かに、チェンソーとグラップルがなければ、作業量が激減するのは、俺でも見てわかる。
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