回想~出会い~

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「んで、最後はこのクローラだ。これにグラップルで材料を積んで土場に降ろしてくるんだ。」 「因みに、土場にあったグラップルは降ろし方に使ってる。」 クローラは、キャタピラの付いたダンプの様な作りで、荷台部分が油圧で上げ下げ出来る仕組みになっている。グラップルで荷下ろしするのは、土場を少しでも広く使うためだ。 「クローラも随分大きいですね。」 「ん?あれで4tクラスだよ。本当ならあと一回り大きい6tクラスが良いんだが、山に道路を付ける関係であまり幅を取れなかったりするんだよ。」 確かにこれだけの重機だ、何メートルと道路幅を必要とするだろうし、場合によってはやむなく勾配をきつく作る事もあるだろう。操作にも注意が必要だろう。
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