回想~出会い~

18/27
前へ
/33ページ
次へ
俺の胃は、まだ限界状態を維持したまま、待ち合わせ場所のコンビニに着いた。 車外に出て、待つ事しばし、山主らしき人がやって来た。 「小野林業さんですか?」 「はい、そうです。よろしくお願いします。」 俺も、親方と共に一礼する。 「いやいや、こちらこそよろしくお願いします。」 一通り挨拶を終え、山を案内してもらう。 今回見る山は、此処から30分の所だそうだ。山主の車の後を追い、出発する。 山の道は意外と整備されていて、あまり揺れなかった。 「此処は、林道も広くて走りやすい場所だな。あとは、山がどうかだな。」 親方の横顔は、何だか嬉しそうだった。
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21人が本棚に入れています
本棚に追加