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一瞬親方の淋しそうな顔になった気がした。
「いや、すまんな。つまらない話して。」
「そんな事ないです。」
そんな話しをしているうちに現場に到着した。
そして、現場の光景に驚いた。
そこには、大型の建設機械があったのだ。状況を把握出来ない俺に、親方が話し掛ける。
「驚いたかい?最近の林業は、油圧ショベルなんかを使うんだよ。」
そう言うと、親方は作業中の3人を呼んだ。
「俺以外の紹介がまだだったからな。まず、息子の弘毅、次に、俺の弟の義弘、最後に、女房の弟の昌隆だ。」
一通り挨拶が終わり、俺は軽く頭をさげた。
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