初雪…はつゆき…
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夜、ボクが道を歩いているとソレは落ちてきた。 白いソレは鳥の羽だった。 一つじゃなくて、二つじゃなく て、いっぱい落ちてきた。 『…………………。』 なにかが聞こえてきた。 小さな声だった。 小さすぎて聞こえなかった。 でも、小さかったから聞こえた。 ボクは声のほうへ歩いていった。 その間もいっぱいの羽が、 空から降りつづけていた。
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