初雪…はつゆき…

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それから毎日、ボクは公園に行った。 昼間は女の子は公園にいなかった。 夜に行くと女の子はベンチに座っていた。 ボクと女の子はベンチに座って一緒にいた。 話をすることもあったし 話をしないこともあった。 何日かたった時、女の子の背中に小さな羽がはえた。 寒い夜だった。 『まだ…これじゃあ小さいの。』 女の子は悲しそうに言った。 ボクは何も言えなかった。
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