2002年。絵奈22才。

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そして、次の日…… 朝食を食べ、オーナー夫婦に別れを言い、チェックアウトを済ませ、昨日決めた観光地へと向かった。 場所は有名な大きな塔のあるお寺。 私達は順序通りに拝観していた。 歩いてる途中美紀さんが駆け寄って来た。 『絵奈ちゃん。今日ね、ペンション出る時に、慎くんペアリングを置いたまま出たの。 私、忘れ物ないかチェックした時に見付けて、頭にきたから、今、隠してもってるんだ。 でね、これから、リングどうしたか、慎くんに聞くけど、私が持ってる事言わないで欲しいの。』 「……うん……。わかった。」 ………なんか複雑だけど、確かに忘れた慎くんが悪いな………。
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