2002年。絵奈22才。

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人それぞれ、恋愛に悩みは付き物なんだなぁ。と思い言った。 「慎くんはさ、私が見た限りでは、いつもクールだけど、優しさはしっかり持ってて、美紀さんといる時の笑顔見ると、好きなんだなぁって思うよ。」 『そぅかなぁ…。』 「うん。美紀さんと居る時の慎くんはなんか違うんだ。落ち着いてるっていうか、美紀さんに頼ってるって言うか…」 『……うーん。』 「しかもさ、私の事好き?って聞いて、好きって言ってくれるのは、羨ましいよ!!」 『え?なんで?』 「啓くんなんて、好き?って聞いたら、うん。だよ?うんって何よ!って感じだもん。」 『そうなの?二人見てると、わかりあえてる感じするから羨ましいけど。』 「ふふ…それが他人から見た感じなんだよ。私には美紀さんが羨ましく思ったよ。 自分達じゃわかんないけど、一緒に居て笑い合えて、言葉には出さないけど、お互い好きじゃなきゃ側にいないでしょ?」 『そっかぁ…なんか私、くだらない事してるね。』 二人で笑い合った。 私が言った事は自分に言い聞かせてる部分もあったけど、美紀さんが笑ってくれたなら良かった。 ………女心は難しいんだな。自分も含めて…
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