2002年。絵奈22才。

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「さぁ!そろそろ男共の所へ行きますか。」 立ち上がりお尻に付いた砂を払いながら言った。 『慎くん。許してくれるかな。』 美紀さんも同じ様にして立ち上がった。 「大丈夫!ちゃんと素直に言えば………ねっ?」 『うん!』 私は啓くんに電話し、居場所を聞き、そこへ向かった。 「啓くーん!慎くーん!」 そぅ呼びかけ走り、啓くんの腕に私の腕を絡ませ先を歩いた。 『おい!慎達、大丈夫なのか?』 途中で、啓くんが心配して聞いた。 「うん!もう大丈夫だよ!」 そう言いながら二人で後ろを振り返ると、慎くんが美紀さんの頭をポンポンと優しく叩いてるのが見えた。 美紀さんが、隠し持ってたペアリングも渡してるのを見た。 「ね?ラブラブでしょ?」 『あぁ。』 ………恋愛する、付き合うって言うのはいろんな問題がでてきて大変だ。 ………でも、息詰まった時には、人の意見も必要なんだなぁ。 って思いながらも、無事四人の初めての、一泊二日の旅行は終わった。
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