2003年。絵奈23才。

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「今まで約六年間、ありがとう!さようなら!!」 部屋を飛び出した。 階段を駆け降りると、お母さんがいた。 『絵奈ちゃん。 どぅしたの?なんか声聞こえたから心配になって部屋行こうかと思ったんだけど……』 「お母さん………ごめんなさい。今、啓くんと話して別れる事になりました。」 『え?啓になんかされたの?!』 「……いえ…違うんですけど…」 話せば話そうとするほど、涙が止まらず、その場で泣き出してしまった。
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